人は常に新しい環境に飛び込んでは順応し、慣れては葛藤しまた新しい環境に飛び込む。人生は殆どがその繰り返しです。
どこの組織にいてもどこの環境にいても、私の場合の1年目って自己嫌悪で泣いたり人の優しさに泣いたり、涙に暮れてた記憶しかありません。私自身が元から涙腺が緩いのもあるのですが。。。
涙の有無は置いておいて、ポジティブな感情とともに1年目を終えました!っていう人ってほとんどいないんじゃないのかなぁ。
それに引き換え2年目になってくると、少しだけ自分を客観視できる余裕が見えてくる。「人は人、自分は自分」良い意味でも悪い意味でも、組織や業界、社会の中での自分の立ち位置が分かってきて、自分はこれを信じて頑張ればいいんだというような「小さなクレド」が芽生えてきます。1年目の頃よりも周りは私に関心を示してくれないけれど、それもまた一つの心地よさに変わってくるんですね〜。不思議です。
私の場合は1年目の経験や発見が生きてきて、自分の個性やオリジナリティの枠が少しずつ見えてきて、今では周りの人から「なんだか良い具合に抜け感が出た」と言われるようになりました。
というわけで前置きがとても長かったのですが、イメージコンサルタントを2年やって見えてきた私の強みを放出します。
◉元公務員であるという手の届きやすさと安心感
イメージコンサルタントの業界はミスコン出身者やCAやモデルなどの前職が華やかな経歴の人が多いので、私はこの「元公務員」という経歴がどうも嫌だったわけです。本当に本当に正直言うと「地味な人しか相手に出来ない」みたいな(公務員のみなさんホントにごめんなさい。初期の頃は業界の真ん中に突っ込んでいけない=真っ向勝負を棄権したみたいな劣等感を持っていました)。でも今思うのは、私にとって前職が公務員であることは誇りなんです。出世競争に引っかかりもしなかったからこそ、中で頑張る人をファッションの力で応援し続けるという選択肢を選んだことは今となっては大正解だと思うし、この信念がなければ私ではありません。あるお客さんに言われた「私は公務員なので、イメージコンサルを受けるなら古橋さんしか初めから選択肢にありませんでした」という言葉、これでハッと気づいたんです。
◉メンズファッションを得意分野にできた
公共政策系大学院や政治塾に行っていた経験から、友人の紹介で起業初期から政治家のお客様のスタイリングを担当する機会に恵まれました。女性の政治家さんも数多く担当しましたが、それと同じくらい男性のお客様との出会いがあったんですね。メンズ対応ができるイメージコンサルタントは増えてきましたが、実際にアウトプットする機会が少ないため「結局あまり使わない」ということが多いですが、私の場合は自然と「メンズに強い」というイメージが自然と付き、今では日本橋三越でメンズファッションの講座を担当できるようになりました。
◉コロナを経験したからこそ、イメコンはオワコンじゃないことに気づいた。だけど。。。
たしかに増えてきてます。イメージコンサルタント。コロナで外出自粛になりファッションへの投資が減り、この業界オワコンか??と思っていたのですが、コロナ禍により自分と向き合う時間が増えたからこそ、「自分を労り、そしてご褒美を与える」人が増えてきたようにも思います。そしてイメージコンサルタントという職業自体にもたくさんの新規参入者が増えてきています。しかしながら、この市場は「事業として始めやすいからこそ、辞めやすい」業界なのです。
そんな中で生き抜くには、やっぱりお客様や社会に対する気持ちの強さが必要になってくるのだと思います。私自身、世の中にいる政治家さん、公務員さんのほんの一握りしかまだ出会っていませんが、おしゃれの力を通じて政治をカジュアルにする、おしゃれの力を通じて公務員のイメージアップを実現するというオリジナリティ溢れる、悪く言えばマニアックすぎる思いは、時代の潮流や私自身のライフステージが変わっても変わらず持ち続けていたいですね。
今思いつくのは、この3つくらい。しかしどちらも起業当初には全く思いつかなかった私の強みです。起業したばかりのああなりたい、こうなりたいという願望とは全く違う方向にいっていますが、これはこれで居心地が良いしこれぞ私!と胸を張っていうことができます。要は、キャリアプランって本当に偶発的。人生希望通りに行く人の方が少ないけれど、きっと自分の心が楽でいられる、肩が凝らない方向に向かって人は人生を歩んでいるのかもしれません。
起業2年目のペーペーが生意気かもしれませんが、今日明日を考えるのにいっぱいいっぱいだったころと比較すると、今は数年先をきちんと見据えて行動できるようになったことだけでも大きな成長です。背伸びせず、無理せず、息苦しくならないようにこれからも頑張りたいです。
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