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起業して初めての年度末を迎える

前職では、毎年3月になるとなんだか気持ちが落ち着きませんでした。地に足がついていないような。ふわふわっ。

理由は簡単です。人事異動があるから。

上司が動く、同僚が動く、もしかしたら自分も動くかもしれない。

こんな時こそ「我が道を行く」スタンスを貫くのが1番カッコいいのですが、そうは言っても人事異動の話はやっぱり気になっちゃいます。

だって、担当内で残留は自分だけってことも大いにありえますもの←

2月くらいから全庁的に異動の話題が増えて(誰々さんは局間交流の打診が来たらしい等々)、

まずは引っ越しを伴う島嶼勤務組の発令があり、

次に局間交流組の面接があり、

そして局内異動の本人内示と発令が3月下旬に行われます。

思い返してみれば、本人内示が行われる日に金曜日が多かったのは、意向に沿っても沿わなくても土日でメンタルを落ち着かせろってことなのかもしれません。

そのくらい、人事異動は今後数年の心持ちを左右する大きなイベントだったのです。

私も3月の独特な空気感(3月議会が長期間に渡り開会しているので、そこでの疲労も含む)にすっかり呑まれてしまって、4月から私はどこで、誰と働いているんだろうなぁ。。。なんて少しセンチメンタルになっていたこともあります。

落ち着かない空気感の中で、当時自分でもくだらないなぁと思っていたのは、

なんでこの人がここに異動したのか、ということを悶々と考えてしまっていたこと。

役所の中でもここに行けば出世コース、とかこの異動は左遷コースのようなルートはもちろんいくつもありまして、

なんでこいつがここに?とか

なんであの人がここに異動できなかったんだろう?

とか、考えていました。

それに自分の異動の有無や、異動を告げられた場合は異動先の含意も考えちゃったり。

他人の目や評価を人一倍気にするコだったので(あ、だから今の仕事してるのかも笑)、私が職員として見込みあるのかそうでないのかを異動先で考えてたりしました笑

今は自分のことでいっぱいいっぱいなのに、考えてみれば随分余裕あったなあ〜自分笑

このように、さまざまな人の思いが交差し、悲喜交々な人事異動の時期は役所の中もなんだか異様です。

特に31日は退職する人、異動する人それぞれがご挨拶してお互いを労い、感謝の気持ちを述べるのです。

新宿の街も、それに呼応するかのように暖かい空気が漂います。

そんなあたたかく、後ろ髪惹かれるような3/31ですが、すごいなぁと思うのは家に帰って、次の日の4/1からすぐに新しいメンバーと一緒に新しい仕事に取り掛かれる、みなさんの柔軟性です。

登庁して、

はい!よろしくお願いしますー!

って挨拶して、前任に聞いたり引継ぎ書を見ながら試行錯誤で仕事をしていくのですが、それがすごく早い段階で業務のサイクルとして回り始めるのは、公務現場のオーダーは待ったなし!!にかける信念を感じます。

だって、都民や区民、市民は職員が変わろうが関係ないですから。常に一定のサービスのスピードや質を維持するのは当たり前です。

あ、でも豊洲市場の移転の問題をきっかけとしてだったと思いますが、都庁も引継書をかなり綿密に作成しなければいけなくなったこともあるのかもしれませんね。

他の役所はどうなんだろう?引継書もちろんしっかり作ってますよね?

年度末から4月の下旬まで、総務や経理部門は異動関係の事務や契約、出納閉鎖の関係で忙しい日々が続きます。前年度の支出を早く処理しなきゃ〜汗

異動される方も新しい仕事や人間関係など、疲労の溜まりやすい毎日が続くと思います。

私の本業も新型コロナウィルスの影響を大いに受けているので、起業してる身としてこの局面をどう対処するかを考える状況にあり、最近は頭も身体もお疲れ気味です。。

異動が決まっている人もいない人も、そしてコロナに振り回されてる人もいない人も、美味しいもの食べて、頑張りましょうね~。

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