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史上最年少の女性首相☆サンナ・マリン フィンランド首相のイメージを考察する。



 日々戦況が変化するウクライナ情勢ですが、次に注目されているのは北欧諸国であるフィンランドとスウェーデンのNATO(北大西洋条約機構)加盟でしょう。両国は第二次世界大戦以降西側諸国との中立を貫いてきたため、NATOに加盟すると西側諸国の一員となります。これは人並み程度に歴史を学んできた私ですら、歴史を変える大きな転換だということがわかります。

 ニュースを見ていると、スウェーデンもフィンランドも女性の首相が国を率いています。なかでもフィンランド首相の

サンナ・マリン氏

は現在36歳。史上最年少である34歳の時に首相になりました。実は私、その時の様子をブログにしたためていて、今回の記事はそれをリライトしたものになります。

こちらがサンナ・マリン氏(画像はWikipediaより拝借しました)

さすが女性の被選挙権が世界で1番早く導入されたフィンランド、女性の政治参加も進んでますね。なお、フィンランドには大統領もいるので、首相は行政部門のみ統括することになります。

この方は幼い頃両親が離婚し、貧困に耐えながら修士号まで取得した方。またレインボーファミリーの出身です。自身の生い立ちを語る際、フィンランドの福祉が助けてくれた、と述べていたことがあったよう。またこの方は2018年にお子さんを出産しており、いうなればワーキングマザーの政治家です。日本はようやくここ数年で女性政治家が子育てしながら活動するための土台の整備の着手が始まったくらいなので、フィンランドの性差に対する感覚は日本のそれとは全く異なっています。おそらく日本だったら、小さな子供を持つ女性が内閣総理大臣のポジションになったら、あらゆるハラスメントを乗り越えて国を統治していかないといけないことは容易に想像できるのではないでしょうか。

 サンナ・マリン氏のファッションは、黒や紺などの落ち着いた色味を使ったベーシックなスーツスタイルが多めです。(下の画像はWikipediaより拝借)このまま自転車で保育園のお迎えもいけてしまいそうな、アクティブさを感じながらも洗練されたスーツスタイルをよくお召しになっています。

 骨格タイプは一見すると肩幅がないのでウェーブタイプのように思われますが、下の画像のようにデコルテを大きく開けたお召し物を着てもまったく寂しい印象にならない。それに鎖骨もあまり目立っていないためストレートタイプなんだろうな、と思います(下の画像はhttp://reserve111.com/archives/25677さまより拝借)。

 北欧の若い女性政治家は、落ち着いた色味を使ったキャリアウーマン風スタイルが多いです。日本だともっと派手な色味を使うことが多いのですが、これも女性の社会進出が進んでいることのあらわれなのではないかなと私は思っています。

 そして有名なのがこちらの画像(https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/12/34-7.phpさまより拝借しました)、サンナ・マリン内閣発足時のメンバーです。若い、そして女性が多いです。特徴的なのは「髪を下ろしている女性」が目立ちますね。これも女性が政治に参画している国の特色なのではないでしょうか。男性が多い国の女性政治家は、ショートもしくはアップにしている場合が多いですよね。

 またこれも私個人の見解なのですが、日本の女性政治家の雰囲気を見てみると、派手なスーツを着ていかに目立つか、そしてスーツの肩パッドにはいまだに男性社会である政治の世界でどう戦うか、みたいな空気感を背負って活動されているように思います。

比較するとフィンランド内閣の女性政治家の面々は(髪型や服装を含めて)とてもナチュラルで、日本のように重苦しい気負った様子が一切感じないんですね(下の画像は日経経済新聞さんよりお借りしています)。

 日本で内閣が変わるたびにフィンランドの様子が比較されるのですが、そもそも社会構造が全く違うなかで比較して日本が嘆くのもどうよ?と毎回思いつつ、ジェンダー平等が進むとこうなるのよ、というひとつの目標として掲げるのはとても良いことだと思います。

 余談ですがフィンランドは公務員の数もとっても多いです。福祉に手厚い「大きな政府」の特色だといえましょう。

 それでは今回はここまで。お読みいただきありがとうございました!

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