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緊急事態宣言発令前の小池百合子氏の服装を考察する

皆さんこんばんは。イメージコンサルタントの古橋香織です。

先日、国から新型コロナウィルス感染拡大防止のための緊急事態宣言が発令され、私が住む東京都も非常事態下に置かれました。息子の通う保育園も登園自粛となり、今は1日中おうちで私と一緒に過ごしてます(お仕事進まないよー泣)。

感染爆発の回避という命題の下、国や地方自治体、そして医療現場の皆様が今も全力でウィルスの押さえ込みに挑んでいます。私たちが伝わってくる情報はテレビやネット、SNSからのものがほとんどなので、この国難に対して一国民としてどう対応すれば良いのかについては、国や地方自治体からの指示を待っているような状態となります。このように新型コロナウィルスのような新しい敵に対しては、「自分で情報を取りに行く」ということがなかなか難しい状態になっていることが、私たち国民が歯痒い思いを抱いている原因なのかもしれませんね。

さて、連日ニュースやワイドショーで顔を見ない日はなかったのは、内閣総理大臣の安倍晋三氏と東京都知事の小池百合子氏ではないでしょうか。新型コロナウィルスへの姿勢に対しては、感染爆発か経済の停滞かの選択肢に対して「国として」「東京都として」どう乗り越えるかというプランが、お互い食い違っていた部分があるように思われます。情報の受け手である私たちも「出すなら早く緊急事態宣言を出してほしい」というようなかなりもどかしい気持ちでヤキモキしていたのではないでしょうか。日本全体がなんだかそんな雰囲気でしたよね。

連日増え続ける感染者数を見ても、こうして普通に暮らしている私たちのすぐそばまで既にウィルスは迫ってきています。少なくともここ数ヶ月は気が抜けない毎日になりそうです。

さて、前置きはそろそろ終わりにしてここで本題。「緊急事態宣言に対する東京都の対応(緊急事態措置の素案)」として4月6日の夜に会見した小池百合子東京都知事のファッションについて考察してみましょう。

(NHKニュースWEBさまより)

東京都 小池知事 緊急事態措置の案を公表【会見での主な発言】 | NHKニュース東京都の小池知事は、6日午後9時半から都庁で記者会見を開き、国が緊急事態宣言を行った場合に、都が実施を予定している緊急事…www3.nhk.or.jp

この時の小池都知事、お顔にすごく疲れが出ていました。ほとんど休養が取れていない様子が見てわかります。そしてジャケットは一部から気合のTと呼ばれている赤いラインの縁取りがあるノーカラーのジャケットです。なんでTかっていうと赤のラインの部分がTに見えませんか?TOKYOのT。

(東京都公式サイトより こちらの予算ヒアでも同じジャケットを着られています)

東京都予算に対するヒアリング(各種団体)|東京都www.metro.tokyo.lg.jp

私は都庁の職員時代からこのジャケットは何度か拝見したことがありますが、普段はロイヤルブルーや黒などの落ち着いた色のジャケットを着ることの多い都知事が赤系の色味のあるジャケットをお召しになるのは結構珍しいです。ほとんどが寒色系のお召し物だったので。ちなみに、小池都知事のパーソナルカラーはウィンタータイプと言われています。

赤のラインが目立つこのジャケットですが、赤って力を漲らせる効果があるんです。よく、政治家の方が身に付けられる赤一色のタイのことを「パワータイ」なんて言ったりします。パワータイ、イイと思うんです。でも古参の議員だったりあまりおしゃれが得意ではない議員は常にパワータイみたいな人がたまにおりまして、それはちょっとダサいのでやめましょう。常にパワー発散し続けるのは良くないです笑

ドナルド・トランプ氏語録 ─ 止まらない「暴言」の嵐【12月15日 AFP】2016年米大統領選挙で共和党の指名獲得争いに加わっている不動産王のドナルド・トランプ(Donalwww.afpbb.com

(AFPさまよりお借りしています)

相手を打ち負かしたい、何か大きな発表をする、そんな日にお守りのために赤を身につけるんです。遠くからでも目立つ赤は自分を強くしてくれる不思議な色です。真田の赤備えも同じような意味だと思います。目立つゆえに敵に狙われやすい赤い鎧を着て戦場に行くことが当時の武士の強さのアピールでした。

4月6日の会見は、小池都知事の会見の直前に「緊急事態宣言の発出について」安倍首相が会見したこともあり、コロナウィルス感染拡大に対しての政策的違いが明らかになりかねない会見でした。それに会見の態度や話し方、ボディーランゲージの様子といった比較要素がたくさんあるので、イメージが重要な政治家にとっては絶対に失敗できない会見と言っても過言ではありません。

「東京都はコロナに負けない」という姿勢が、ジャケットに彩られた鮮やかな赤からも見て取れますね。

この不安な社会情勢、ファッションは確かに不要普及なものであるかもしれません。しかし、情報に振り回され鬱々としているのも精神的には絶対良くありません。今の私たちに必要なのは、自宅で心を落ち着けることです。テレビやネットニュースなどから流れてくる情報に触れることも、自衛するという観点からは大事ですが、たまにはファッション誌を見たり、いつもより念入りにスキンケアをしてみたり、こんな状況でも頑張っている自分にご褒美を与えてみてくださいね。

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