こんにちは、イメージコンサルタントの古橋香織です。2022年から新しい企画として、自分が読んだ本の中でおすすめなものをご紹介する「ブックレビュー」の投稿も始めてみたいと思います!
2022年 読了本その1『「印象」の心理学』田中知恵 著 日本実業出版社
みなさんは自分が相手に与える印象は「良い印象」「悪い印象」のどちらが良いでしょうか?おそらくほとんどの方が「なるべく相手に「良い」印象を与えたい」と思うはずです。しかし一方で、私たちは相手をどのように評価しているのか、また特定の集団をどのように評価しているのでしょう??おそらく、その辺の頭のメカニズムについてはあまりよく分からないという方がほとんどではないでしょうか。
この本には、心理学の理論を取り入れながら「人の印象はどのように形成されるのか」がわかりやすく書かれています。そして興味深いのは、印象形成に際しての私たちの「思考のクセ」(認知のバイアスと呼ばれる)に照準を合わせて書いているということです。意外にも、私たちって自分の思いどおり、、というかかなーり自分にとってポジティブなバイアスを加えながら物事を眺めていることに気づかされます。えー、私は自分に自信がないので、ポジティブに物事を捉えられません‥という人ですら、相手の印象を形成するにあたっては自分に都合のいいように解釈をしているようです。詳しくは本を読んでみて!
また個人的に面白いなと思ったのが、印象を形成するにあたって「職業」から得られる情報がかなり大きな割合を占めているということ。たとえば、公務員=誠実、真面目、イメージコンサルタント=華やか、みたいな感じですね。偏見に満ち溢れてますが、実際は本当にそんな感じだと思います。そして相手の持つ職業イメージに合致している情報が頭の中に残りやすく「あの人=〇〇な人」の印象を形作っているようです。私は逆に、相手のイメージにそぐわない情報の方が記憶に残りやすいと勝手に思っていたのでこの結果は意外でした。どちらにせよ、人の印象は数秒で決まります。ちなみに職業のイメージの次に判断されるものはその人が身につけているものなので、相手から軽んじられないためにもきちんとした見た目はやっぱり死守したい…!
ただしこの本は「見た目」だけに照準を表したものではありません。むしろ心理学の基本的な考え方を日常生活でどのように味方につけるかに特化した本なので、誰でも納得できる部分が多いと思います。ただ、私自身内面と外見は大いにリンクしているものだと考えているので、自分の理論を強めるための本、といった扱いかな。
オンライン時代といえども、まだまだオフラインの付き合いも大切だし、かけがえのないものだと改めて気付かされている昨今。組織に所属している人、人付き合いを上手くしたい人、なりたい自分と現実の自分に差がある人は、まずは全ての人間が持ちうる「思考のクセ」を知ってみることも大事かも。きっと新しい武器として機能してくれるはずです。
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◆こちらもおすすめっていうかお前の本かーい!!でも↑の本と一緒に読むと印象で損することは100パーなくなると思います。自分を変えたい人はぜひ。
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