みなさんご存知の通り、4月25日から東京都に緊急事態宣言が発出しました。去年の今頃はね、もう狼狽するしかなかったのですか今年はなんか違う。何だろう。どちらも不安や絶望が土台にあることは変わりないのですが、何としても、何としても生き延びてやる。ジャンプアップしてやるという世の中に対する反骨心みたいなものがあります。
私の仕事はイメージコンサルタント。
ファッション関係のお仕事なので百貨店は仕事のインフラ、そしていうまでもなく対面が必須のビジネスです。当初百貨店側が政府に要望書を出したりして、何としても休業だけは避けたいという動きがありましたが、結局のところ宣言期間中はデパ地下やコスメ売り場を除いて休業になりました。しかも補償が1日あたり20万円です。これってテナントあたりではなく、百貨店1店舗あたりですよ。私のお客さんでも1店舗で20万円分洋服を買う人は普通にいるので、百貨店にとってこの補償額は「秒」の金額だと思います。
このようにコロナ禍で真っ先に切り捨てられるであろうおしゃれを伝える仕事。そしてほとんどが一人で仕事を切り盛りしているイメージコンサルタントなんて弱者中の弱者です。なんでそんなことを言えるのかというと、私は2020年1月に安定した公務員を辞めてそんな仕事に着いた矢先、予想だにしなかったコロナ禍に見舞われました。自分から飛び込んだ世界でしたが、守られていないことを実感する毎日。でもそれをどうこうする実力もスキルも人脈も処世術も、当時の私にはあるはずもなく・・・。
どんどん入る予約のキャンセル
オンラインになりメイクしなくなった、服を買わなくなったと言う人が増える世の中
この仕事って次の時代に持ってはいけない仕事なのだろうか・・・と本気で考えて夜眠れなくなったものでした。
おしゃれは娯楽。
娯楽は悪。
悪は不要。
グレーが好きな日本人の心を白か黒かではっきりさせないといけなくなってしまったコロナは、本当に恐ろしく忌み嫌われるものだと思います。
でもこの状況を1年やってみて気づいたんです。
人って娯楽、言い換えればプラスアルファのものがないと生きていけない。そして楽しいことの一つである着飾ることは永遠に世の中から消えることがないのだと。
マスクだってコロナ前はみんな白い不織布をつけていたけれど、マスク不足を経験して布マスクが生まれ、ファッション性の高いマスクが生まれ、今は色々な色の不織布マスクだって生まれている。
これはコロナがないと生まれなかった新しい着飾り方の代表的なものではないでしょうか。
マスクで唇は隠れてしまうけれど、やっぱりリップを塗っていないと自分は完全体ではない気がする。マスクに付かないことを売りにしたリップや、落ちにくいスティックタイプのチークが生まれる。このような変化を経験して、人の心は必ずおしゃれなものをどこかで求めている。それはどの時代でもどんな状況でも不変であると。
その確信を胸に、停滞じゃなくて前進。そして飛躍!!を目指して進んでいきたいですね。
ではでは今日はここまで。
お読みいただきありがとうございました♪
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