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見やすい選挙ポスターって??

イメージコンサルタントになるには、カラーコーディネートの知識が不可欠です。このため、土台として色彩学も勉強します。

そこでの気づきをつらつらと。

選挙に勝つことは、議員の皆様にとってとても大事な事柄です。だって、落選してしまったらやりたい政策も実現できなくなってしまいます。「あの議員は選挙の時だけ表に出てくる」と皮肉めいたことを言っている人も多いですが、議員が議員であり続けるために、選挙での当選や再選は不可欠な訳です。もちろん、選挙の時だけ表に出てくる人もたくさんいますが、日常的に汗水垂らして頑張っている議員の皆様もたくさんいらっしゃいます。

そこで大事になってくるのが選挙ポスターです。選挙ポスターにも、色彩学が至るところに使われているんです。

選挙ポスターを作るにあたっては、どういうことが大事でしょうか??

大体の人はこう答えると思います。

・多くの人に見てもらえること

まさしくその通り。選挙の掲示板でいかに人目を引きつけるか、ということが極めて重要です。

このため、大部分の選挙ポスターが、鮮やかな色(トーンで言うとビビッド)を使っていますね。

それに加えて、ポスターに書かれた文字を際立たせるためには、色彩学的な観点から以下の3つの法則を使うと良いと言われています。

色彩学の世界では、はっきりと目立つ配色になっている様子を

視認性が高い

と表現します。

では、その視認性とやらを高くするためには、具体的にどのようなことを行えば良いのでしょうか。

1 背景の色と明度差をつける

例えば

だととても見づらいので、

にしましょう、ということです。

上の画像は色の明るさがほぼ同じですが、下の画像は背景の緑をだいぶ明るいものに変更しました。だいぶ見やすくなりましたね。

2 文字のセパレーション

これは、文字と背景の間に線を引いて境界を作るという手法です。

こちらの画像の黒で囲ってある部分がセパレーションです。この黒い線がないと、格段に文字が見えづらくなることは容易に想像できますね。

3 誘目性

一般的に暖色(赤、黄色、オレンジ)などは誘目性が高い色です。これに対し、寒色(青や青緑)は誘目生が低い色と認識されています。

以上3つの手法をフルに発揮すれば、多くの人に見てもらえるような選挙ポスターを作ることができるんです。ね、とっても簡単です。

と言いつつも、ほとんどの選挙ポスターは1と2のルールを既に満たしているものが多いです。3についても、基本的に青系の色は落ち着きや信頼を表す色とされていて、日本人が好きな色の第1位となっています。そのような影響もあり、赤系のポスターよりも青系のポスターを作られている政治家の方も多いですね。

視認性の高い選挙ポスターを作る!ということは当たり前のことであり、それぞれの陣営が戦略を立てて行っていることがよく分かります。

これから選挙に挑戦される方、選挙ポスターどうすれば良いかわからないという方、3つの法則をぜひぜひ参考にして見てくださいね。

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