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きちんと見られたい人であれば知っておきたい「いろんな紺」のイメージ



 こんにちは!イメージコンサルタントの古橋香織です。

 先日Twitterで有名企業の経営陣が意外にも紺のスーツを着ていないことについて呟いたところ、私の本『公務員男性の服』の読者さんから「この本を読むまでふつーに黒着てましたよw」みたいなメッセージが来たりして「私の当たり前は意外に当たり前ではないんだなー」ということが改めて痛感されました。それゆえ情報には価値があるし、情報発信の仕方って難しいんですねー。

 そんな中、本に触発されてオーダースーツを作られた方から、

「紺のスーツを作ったときに、同じ紺でもすごい数の紺色の生地の中から選ぶことになり大変だった!!」

というお話をいただいたこともあり、今回は紺、そして紺の色味にもいろいろあるので、それぞれどんなシチュエーションやお仕事がおすすめなのかについて書いてみようかと思います。

1 覚えておきたい紺の色味のイメージ

 紺の色味のイメージとして最も一般的に用いられるのが「誠実・信頼・落ち着き」というもの。きちんとした人に見せたい、落ち着いた人に見せたい時に心惹かれる色であると言われています。カラーコーディネートの視点でも紺に合わない色はないというくらい、合わせやすくて身近な色です。

 一般的にメンズのスタイリングで気を付けることは、色味が明るくなるとカジュアル、暗くなるとフォーマルになるということ。これは紺の場合も同じで政治家や経営者といったブランディングが不可欠な方は、シチュエーションに応じて明るめの紺と暗めの紺、2通りのスーツを用意して使い分けていることもあります。

明るめの紺

暗めの紺

他にもツヤツヤっとした素材感ではフォーマル度が加速し、ざらざらっとした素材だとカジュアルになります。例えば暗めの紺×ツヤツヤ生地だと1番フォーマルなスーツになるので、お仕事シーンではエグゼクティブ対応の多い方におすすめです。

では、

①紺のスーツ初心者さんにおすすめ「鉄紺」

 紺のスーツだと職場で浮いちゃうかもしれない、という方におすすめなのがこの鉄紺という色です。箱根駅伝では東洋大学のタスキの色ですね。単体ではぱっと見黒っぽいんだけど、黒のスーツと並ぶと紺色だと判別がつくくらいの色味です。紺に初めて挑戦する公務員の方や、シャープで誠実なイメージにしたい士業の方、政治家さんだとどこに着て行っても文句を言われない1軍の1着に据えることが多い、とっても使える色味です。茶色やグレーのタイをしても地味な印象にどころか高級感が漂っちゃう素敵な色。

②最もオーソドックスな「紺色」

 藍染の中で1番濃く出た色のことを「紺色」といいます。先ほどの鉄紺と比べると、単体で見ても紺色だと判別できる色味です。紺の中では1番ベーシックな紺で、合わせる色味を選びません。鉄紺よりもやわらかい印象になります。基本的に着る人とシチュエーションを選ばないので、誰が着ても似合う紺です。逆にこれが似合わないってどういうこと‥??

③アクティブで親しみやすい印象になる瑠璃紺

 ほぼ青に近い紺です。紺の中では自己主張強めかもしれません。パーソナルカラーでいうとお肌が黄色っぽい「イエベ」さんに似合う紺です。超イエベ肌の私の持つ紺も半分くらいがこの紺かも‥。公務員の場合は若い管理職さんやジャケパンスタイルのジャケットに。士業の場合は若くして独立された方の2着目として、政治家の場合はアクティブで親しみやすい印象にしたい方によく使う紺です。これに黄色や緑のタイを合わせるとコミュ力が高そうに見えます。

 このように、同じ紺でも色味によって与えるイメージも全然違います。繊細すぎて判別できないって方は他のスーツと並べて見るとわかりやすいですよ。

 ではでは今日はここまで!ありがとうございました〜!!

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