年の瀬ですね。
2019年ももうすぐ終わりに近づいてきました。
私もHP作成がようやく落ち着いて、お正月はもくもくと本来のお仕事関係の作業が出来そうです。
今年は激動の1年になりました。
来年は独立1年目の勝負の年、頑張ります!!
さてさて、来年は子年なので、
今回は鼠色にかかわる雑学を☆
以前書いたブログで、日本人は青が好きということをお話ししましたが、
鼠色も、日本人は大好き。
鼠色だとあんまりキレイなイメージがしないので、正しくはグレーですね。
黒か白!といったはっきりした色ではなく、
真ん中、中庸、調和を表すグレーは
和を尊ぶ日本人が大好きな色なのです。
実際にグレーをコーディネートに取り入れると、温厚で優しげな印象を演出することができます。
じつはこの日本人のグレー好きはもっともっと前の時代から日本人の遺伝子に刻まれてきました。
時代は遡る事江戸時代後期。
当時は奢侈禁止令によって、庶民は派手な色を身につけるとこができませんでした。
そんな時に流行した色がグレーなんです。
正確には鼠色ですね。
当時は同じように流行していた茶色とともに
「四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねず」
なんて言われてたりもしました。
100種類は大げさかもしれませんが、当時は本当にたくさんの鼠色が生まれたんですよー。
鼠色を染めるために必要なのはドングリや墨なので、バラエティに富んだ色を安価に生み出していた訳です。
ではでは、実際にどんな鼠色があるのかを少しだけご紹介しますね。
同じ鼠色ですが、与える印象が全然違います。
墨鼠(すねずみ)
黒と白の中間。代表的な鼠色です。
深川鼠(ふかがわねず)
深川界隈の若衆や芸者さんの間で流行りました。その後は庶民の間にもブームが。
鳩羽鼠(はとばねずみ)
鳩の羽のような紫がかった鼠色です。
梅鼠(うめねずみ)
ピンクがかった灰色です。
茶鼠(ちゃねずみ)
茶色っぽい鼠色。グレーベージュみたいで可愛い。
これはほんの一部です。
ちなみに、WEB色見本で鼠と検索すると40個くらい出てきます汗
このように、当時の着物に様々な色調変化がなされた鼠色を用い、色のニュアンスの変化で以って江戸の庶民はおしゃれを楽しんでいました。
グラデーション風にするのか、コントラストで魅せるのか、同じ鼠色でもコンセプトの変化で人に与える印象が全く異なります。
難しいながらも、限りなくおしゃれにカッコよく。
それがまさしく、
「粋」
の文化なんです。
これらの色の微妙な変化を楽しみながら、江戸の人びとはセンスを競っていたわけです。
江戸の人々が持っていた粋の心は、現代人にもなお引き継がれています。
現に日本人が持っているスーツの基本色は、紺とグレー。
このようにグレーを取り入れたコーディネートは、堅めのお仕事やスーツスタイルでかなり出番が多いです。
無難になるかスタイリッシュになるかは、本人の腕次第。
うまくグレーを取り入れたいという方、ご相談お待ちしてます!!
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