皆さんは、スーツってどのくらい着てますでしょうか?
例えば1日8時間働くとして、それを5日、そして通勤時間が片道1時間かかるとして2時間かける5日間。
普通に週休2日勤務をしている人でも、一週間あたり50時間くらいスーツを着ていることになります。
政治家や議員の皆さんは、土日や祝日も行事ごとなどに出席したりすることがあるので、もっと多いのではないでしょうか。
そんな皆さんにこそ知っておいてほしい、
スーツに纏わる3つのC
について、今回は書きたいと思います。
この3つのCというのは、
①コーポレート
②コミュニケーター
③クリエイター
のそれぞれの頭文字のことです。
自分がどこに所属しているのかによって、どういうスーツを着たらいいのかというゴールが違ってきます。
政治家や議員の場合は、
②のコミュニケーター
になります。
①のコーポレートはいわゆるビジネスマン。コーディネートのキーワードは誠実さや全体の調和です。
③のクリエイターは、仕事に創造性を伴うデザイナーやライターなどです。スーツスタイルにある程度の個性を乗っけてもOKな人たちです。
政治家や議員が該当する②のコミュニケーターは、メッセージを伝達するお仕事です。メディアのコメンテーターもそうですね。
キーワードは、伝達、印象。
コーポレートだと印象に残りづらいし、クリエイターだと逆に浮いてしまいます。
中間どころって、1番難しいです。
コニュニケータースタイルの作り方としては、
まず、自分に注目してもらわないとメッセージは伝えられないので、ネクタイやチーフにご自身のイメージカラーを取り入れます。
そして次に、伝えるメッセージの内容を加味して、↑で取り入れたイメージカラーの色味を調整したり、
どういうイメージを相手に焼き付けたいかという目的に沿って、スーツのかたちや色味をアレンジしていきます。
イメージカラーを取り入れる、までは皆さん普通にやっていますが、
そのあとの色味やスーツのスタイルを調整する段階までは、あまり皆さん行っていないように思います。
コメンテーターの人などは、トレンドを取り入れたコーディネートをする場合が多いですが、
基本的に政治家や議員の場合は、トレンドを抑えてクラシカルに、が定石です。
ただ、相手によってはトレンドを取り入れて良い場合もありますよ。
私がこれまでお見かけした政治家の方は、
どちらかというと①寄りの人が多くて、
せっかく良いこと言おうとしているのだから、もう少し自分を乗っけてもいいんじゃないかなーともどかしく思っていました。
このブログを見た人は、自分は「コミュニケーター」だ!
ということを意識して、
勝負のシーンでは、
華やか、でもクラシカルに
ということを頭に入れて、コーディネートをしてみてくださいね。