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ローカル・マニフェスト推進連盟さまでのお話。

先日、ローカルマニフェスト推進連盟さまにて「議会事務局職員からみた地方議員」と「地方議員の魅力アップについて」のお話をさせていただきました。

こちらのブログにて、その時の様子を簡単に書きたいと思います。

会場は早稲田大学の3号館でした。政治経済学部が入っている校舎です。一応私も現役院生なので迷わず到着。

まず最初にお話をしたのが議会事務局についてです。私の前職が都議会の事務局職員だったため、主に「議員を見てどう感じたか」という部分を中心にお話しさせてただきました。

「政党会派が多数を占める都道府県などの大規模自治体議会では、議会事務局職員の政治的中立性をどのように担保するか」といったことや「小規模な町村議会での議会事務局のリソースの少なさ」についても言及させていただきました。

次に、今の本業と大きく関連している「地方議員のイメージアップについて」のお話に入ります。

地方議員をはじめとした政治家の方が話題になるのは、大抵は悪い話の方。お金に汚かったり、挙げ句の果てには号泣してみたり。そういう一部の政治家が話題になればなるほど、政治家全体のイメージはどんどん下がっているのが現実です。私は都議会や大学院で割と多くの議員の方を見てきましたが、みなさん勉強熱心だし寝る間も惜しんで活動している人の方が多数はなのではないでしょうか。このように昨今の議員のイメージの低下は、一部の人の問題行動が全体の評価を落としてしまっている典型だと私は思っています。議員は悪口言われて当たり前、な訳です。

そういう状態が長く続いてるものだから、もはやイメージが固定化されてステレオタイプと化してしまっている状態です。

中にはイメージを払拭しようと頑張っている議員の方もいますが、多数派となっている選挙に行かない人たちにはなかなか届きません。うーんどうにかしたい。何か良い方法はないものか。。。

そのためにどうすれば良いかを私なりに考えた方法として、

「おしゃれと政治をくっつけること」

なのです。安易だと怒られることもありますが、おしゃれって一番身近でとっつきやすい分野なのではないでしょうか。。自分の見せ方を熟知している政治家が増えれば、政治の世界ももっと盛り上がるのではないか、と思ったのです。

その上、昨今の議員を取り巻く環境は常に変化していて、選挙で当選をして自分のやりたい政策を打ち出すためには、政策立案能力はもちろん、公人としてのイメージをどう構築するのかという意識も持つ必要があると思います。SNSやデジタルメディアが発展するであろう今後に向けても、地方議員のイメージ構築は大きな課題であると認識しています。

またお話の中で、私のお仕事であるイメージコンサルティングの紹介をさせていただきました。国政レベルではスーツを始めとした見た目にある程度投資をしている政治家の方もいると伺いますが、地方だとまた事情が異なってきます。その辺りも今後どのように対応していくかが個人的な宿題となりました。

最後にパーソナルカラー診断のデモンストレーションです。

1名の方に前に出てきていただき、実際に布を当ててドレーピングを行わせていただきました。その方はテーマカラーが青とのこと。春夏秋冬それぞれの青を、実際に顔の下に当てていきました。やはり皆さん顔映りの変化は感じられたよう。デモンストレーションに協力的で本当にありがたいです。

今回の講座の様子を振り返ると、日本の地方政治の世界でのイメージコンサルタントのお仕事はまだまだ可能性の宝庫といった様子です。それゆえただでさえ抽象的な印象を与えかねないイメージアップの手法について、より分かりやすい説明が必要であること、そしてそれをどうやって周知していくのかが大きな課題であることも実感しました。また一方で、これをきっかけに私自身もどんどん地方議員の方々に向けてイメージアップについてお話しできる場が増えれば良いなと思いました。

ローカルマニフェスト推進連盟さま、このような機会を設けていただきありがとうございました。

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