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地方公務員の精神疾患増加に思うこと。

今日のニュースでこんなのがありました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210802/k10013175161000.html

(精神疾患で休み地方公務員が増加 対策取りまとめへ)

私個人としても、地方公務員として採用されたら常に隣り合わせなのが精神疾患であると考えています。お仕事が合わなかったり人間関係が大変だったり、公務員として「上手に生きる」ことは様々な人に気を使ったり自分を抑えたりしないといけない状況が多く、一度マイナスの気持ちを持ってしまうと復活するのは結構ツライです。実際、私の周りにも手の指だけでは足りないくらい、精神疾患でのお休みを経験された人がいらっしゃっいました。

以下記事より引用

うつ病などの精神疾患で仕事を休んだ地方公務員は、一部の自治体を抽出して総務省などが調べたところ、1999年度は10万人当たり327人でしたが、2019年度は1643人で、この20年で5倍に増えているということです。

もしかしたら休暇制度が整ったため以前よりも休みやすくなった?という可能性も一部にはあるかもしれませんが、今の自治体が背負う業務量(オリンピックに加えてコロナ対応など)と正規職員の数が概ね減少傾向にあることを考えると、公務員一人ひとりが業務上背負うものは日に日に重たくなっていることは間違いありません。

真面目で一生懸命、そしてなかなか本音を吐露できない、そんな人が毎朝できる限りの力を振り絞って布団を出て、重い足取りのまま職場へ行く。たとえ職場では平静を装っていても、自治体職員を経験すれば誰しもがそんなエピソードのひとつやふたつはもっているはずです。言うまでもなく私も含めて。

公務員になら何言ってもいい!という一部のハードクレーマーや部署や上司のガチャ、そして守秘義務の関係で第三者になかなか言えない職場への不満。そしてキャリア的な視点での将来の不安。私のところにお客様として来られる公務員さんも大多数の人がそんなことをおっしゃっていました。

私も元公務員として、現在進行形で公務員を頑張っている、もしくは頑張りたい人に向けて何ができるのかを常に考えています。公務員向けのイメージコンサルタントの仕事を2年続けてきて思うのは、公務員の場合、仕事に対してなるべく負の感情が沸かないように自分で自分の機嫌を取るスキルが他の職種よりも必要であるということ。そして「自分で自分の機嫌を取る」ことの1番手っ取り早くて簡単な方法が、「身につけるものでテンションを上げる」ことだということです。これらについて強い確信を抱きながら、これまでたくさんの公務員のお客様と向き合きあってきました。

人によっては、なんだよ「着る服」かよ!なんて怒られてしまいそうですが、精神的に限界になるとたとえどんなにおしゃれな人であってもおしゃれする気力がなくなるんです。このため朝クローゼットを開けて自分の服に手を伸ばすときの気持ちって、自分自身のメンタルが大きく反映されています。その時に「前向きな気持ちで服を選ぶこと」が1年、いや数ヶ月続いただけでも、人の感情は安定します。

そんなわけで、公務員のためのイメージコンサルタントという誰もやらないようなお仕事をしている私ですが、色んな感情がせめぎ合ってお仕事をしていくなかで、その人の自己肯定感が高まるとともに「心を守る鎧」のような役割を果たすファッションアドバイスができればと思いました。

今日はここまでです!ありがとうございました。

●日本で唯一のパブリックの領域に特化したイメージコンサルタントです。政治や行政で頑張る人に、幸せになる服装を提案しています♪

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