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私が「黒のスーツ」で登庁することを勧めない理由



 こんにちは。イメージコンサルタントの古橋香織です。こちらのブログは公務員や政治家、士業などのお堅いお仕事のみなさんへ、お仕事がうまくいく着こなしを発信する超マイナーブログです。今回は4月から公務員になる予定の方や、その上司になる予定の方、またその他スーツで働く全てのみなさんに役立つ内容だと思います。

 春から公務員のみなさんは、4月からの生活を思い描いてセンチメンタルになるであろう時期になりました。残りあと1ヶ月を切りましたねー。平日のお昼寝に朝寝坊‥今しかできないことをたくさん楽しんでください。実際の仕事の内容や職場の雰囲気については現職のみなさんにお任せするとして、私からは4月から始まる新生活に向けての服装の話をしたいと思います。

 ところで、みなさんは公務員試験を受けている時、何色のスーツを着ていましたか?

 おそらく大半の新採男子が、

「黒」

と答えるのではないでしょうか。

 就職活動のシーンでは黒を着るのは間違いではありません。公務員をはじめとしたお堅い職場の採用面接だと、とりあえず黒を着ておけば絶対に悪目立ちはしません。実際2000年代以降はおおよそ9割近くの学生が、黒のスーツを着て就職活動を行い、問題なく内定を得ています(2000年以前の就職活動のスタンダードは「ネイビー」のスーツだったんですよ〜)。この就職活動の際に着るスーツは「リクルートスーツ」と言います。これは皆さんご存知ではないでしょうか。

しかし、4月から働くみなさんが纏うのはリクルートスーツではなく

ビジネススーツ

になります。しかもビジネススーツの王道は黒ではなく、

ネイビーまたはグレー

なんですね。

 追加の知識としてお話すると、社会人になったら黒のスーツは一切NGというわけではありません。黒のスーツが推奨されるシーンだってもちろんあります。しかし、リクルートスーツ以外の黒のスーツは「礼服」扱いになるので、スーツの祖国である欧米では、お仕事の中で黒のスーツが着られることはまずありません。そして黒は黒ければ黒いほど、生地がツヤツヤであるほど「格」が高い礼服であると認識されています。日本のビジネスシーン、特に公務員の職場では「黒」のスーツを着ている人がたまにいますが、これはグローバルな視点で見てみるとかなりむずむずする話なんですね。

 イメージの視点でいうと黒っていかつく見えるし、もっと振り切ってしまうとモードを彷彿とさせる色です。モード感は役所に必要かと言われるとうーん、普通はあんまり必要ないんじゃないかな、、と言う感じ。だったらビジネススーツのグローバルスタンダートであり、色彩心理学上では誠実さの象徴である「ネイビー」と、そしてネイビーと比べると大人っぽく柔らかな印象になる「グレー」のスーツを持っておいた方が良いのです。新人さんの黒のスーツは目立ちます。仕事を覚えて早く所属の力になりたければ、まずは外側から固めていくのも大切なことなのではないかと私は思うのです。

 新採さんにとってのスーツスタイルは、この職場で頑張ります!という心意気の現れであるし、新採さんの着こなしは普段なかなかじっくり話す機会がないであろう管理職も、見ている人は結構見ています。ぜひ4月までの期間に、リクルートスーツからビジネススーツに脱却して新しい気持ちで新しい環境に飛び込んでみてくださいね。

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